當山は本牧山妙香寺といい、横浜市の有数の寺のひとつに数えられております。寺記(じき)によれば、弘仁5年(814年)真言宗の開祖弘法大師(空海)の創立とされ、本牧山東海寺と称していましたが、その後日蓮聖人の教化で日蓮宗に改宗、東海寺から連昌山(れんしょうさん)妙香寺となり、さらに現在の本牧山妙香寺となりました。
大正12年(1923年)9月1日関東大震災により、昭和2年(1927年)1月10日失火により、また昭和20年(1945年)5月29日には第二次世界大戦横浜空襲により度重なる全山焼失となりましたが、現在は全山復興しております。
當山は「君が代発祥の地」、「日本吹奏楽発祥の地」であり、横浜における日本での西洋文明発祥の歴史を紐解く絶好の地であります。
また裏手には日本テニス発祥の地・「山手公園」があり、軍楽隊が奏楽を行った野外音楽堂も残されています。